こんにちは、タツヤ(@xxodatatsuyaxx)です。
「僕/私が社会不安障害な理由って何が原因なのかな?」
「僕/私が社会不安障害なのは親が原因?」
そんな悩みをお抱えではありませんか?
ぼくたち/私たちを産んでくれた親に対して、ネガティブなことを考えるなんてひどいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はあえてそこを考えてみます。
理由としては、今現在上記のような悩みを抱えている方がいらっしゃるかもしれないというただそれだけです。
そして、ぼくにとっては、それだけで十分な理由になります。
それはさておき、社会不安障害を治す際に有名な*森田療法というものをご存知でしょうか?
そこで今回は、社会不安障害の原因の一つが親である理由を森田療法から考えてみたということで、社会不安障害の原因の一つが親であるのかそうでないのかをご紹介します。
*こちらでは、森田療法がどんな療法なのかを解説することはしませんが、森田療法をご存知なくても記事を理解できますのでご心配なく。
目次
社会不安障害の原因の一つが親かもしれない理由を、森田療法の「あるがまま」から考える
まずは、森田療法の「あるがまま」について簡単に解説しますね。
ぼく自身勘違いしていたのですが、森田療法の「あるがまま」と一般的な「ありのまま」はどうやら違うようです。
では、森田療法の「あるがまま」とはどういう考え方なのかということなのですが、公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団さんによれば、以下のような考え方だそうです。
森田療法の「あるがまま」とは、気分や感情にとらわれず、今自分がやるべき事を実行していく、目的本意の姿勢を示しています。
ちょっと難しいので、簡単に言います。
例えば、人間誰しも不安ってつきものですよね?
「なんで僕は/私は学校の友達ともっと仲良くなれないんだろう・・・」
「会社の上司ともっと上手くやらなきゃ・・・」
のような不安って誰しもあるものです。
うつ病はじめ社会不安障害の方に少なくないのが、こういった不安を無理やりにでも克服しようとすることなんですね。
ただ、森田療法の「あるがまま」では、そういった不安をどうこうしようとするのではなく、不安を「あるがまま」に受け入れ、するべきことをやるという考え方です。
誤解を恐れずに言い換えれば、「受け入れる」そして「行動する」ということなのかなと思っています。
それはさておき、社会不安障害の原因の一つが親かもしれない理由を「あるがまま」から考えてみます。
先ほどの通り、「あるがまま」=「受け入れる」そして「行動する」と言い換えれるのではないかとのことですが、ご両親から「あるがまま」ではいけないと言われることはあるかと思います。
例えば、あなたの進路だったりなんだったりですが、あなたが望む進路とご両親が望む進路が違うことは、よくあるものです。
そこで、「私(=ご両親)が言う通りの進路にしなさい」ということは少なくないでしょう。
まさに、「あるがまま」ではいけないというわけですね。
「あるがまま」の始まりは「受け入れる」ことから始まるわけですが、否定されてしまうために「受け入れる」ことができないわけですね。
だからこそ、「受け入れる」次のステップの「行動」ができないというわけです。
まとめると、親とあなたの葛藤から、あなたが「あるがまま」になれないからこそ、今のあなたは社会不安障害かもしれないということですね。
社会不安障害の原因の一つが親かもしれない理由を、森田療法の「思想の矛盾」から考える
次に、森田療法の「思想の矛盾」について簡単に解説します。
公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団さんによれば、以下のような考え方だそうです。
思想の矛盾とは神経症者にある「かくあるべし」という理想と、現実の自分との矛盾(=ギャップ)を意味するもので、誤った考え方を意味します。
簡単に言えば、自分はこうあるべきだという理想と現実のギャップが、あなたを不安にさせ、結果社会不安障害になっているかもしれないということです。
それはさておき、社会不安障害の原因の一つが親かもしれない理由を、「思想の矛盾」から考えてみます。
こちらですが、ご両親から「あなたはこうあるべきだ」「こういった進路にするべきだ」ということはないでしょうか?もしくは、過去になかったでしょうか?
これはまさに、自分はこうあるべきだという理想とそうなれない現実のギャップであるわけですが、先程につながってきます。
ギャップがあるということは、自分自身を受け入れられていないということですから、先ほどの通り次のステップの行動ができないというわけです。
今回の場合、自分はこうあるべきだという理想というのは、(ご両親がそう言っているから)自分はこうあるべきだという理想なんですよね。
あなた本来の理想ではない。
ただ、こういうことってよくあるものです。
例えば、あなたのご両親はあなたに結婚してほしいけれども、あなたはそうではない時ってあるかと思います。
親孝行ではないですが、親のために結婚してあげたい(=自分はこうあるべきだという理想)と思うのは普通です。
ただ、結婚したくない(=そうなれない現実)という時、まさにギャップが生まれるわけです。
結果、そのギャップがあなたを不安にさせ、社会不安障害になっているかもしれないというわけですね。
まとめますと、親とあなたの理想と現実のギャップが、あなたを不安にさせ、今のあなたは社会不安障害になっているかもしれないということです。
社会不安障害の原因の一つが親かもしれない、もしくは親じゃないかもしれないとわかった。で、どうするのか?
社会不安障害の原因の一つが親じゃないとわかれば、それは良いことだと思います。
一方、もしかしたら?という方もいらっしゃるかと思います。
そこでこちらでは、じゃあどうするのか?ということについてご紹介します。
まず、今回の森田療法ですが、数ある療法の中でなかなか良いのではないかと思っています。
先ほどの通り、「あるがまま」と「思想の矛盾」ということでしたが、他にもまだあるんですよね。
もしご興味があれば、今回ご紹介した公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団さんをご参考になっていただくか、Amazonにある森田療法についての本をいずれか読んでみてはいかがでしょうか?
また、「あるがまま」や「思想の矛盾」ですが、社会不安障害が原因で仕事が怖い・ミスする・できない・続かないあなたへの処方箋の記事でご紹介させていただいた「諦める」ことや「逃げる」ことに通じるものがあると思っています。
もちろん、全く違う考え方なのですが、その先で通じているということです。
そこで、社会不安障害が原因で仕事が怖い・ミスする・できない・続かないあなたへの処方箋の記事をご参考になさってみるのも良いかと思います。
いぜれにせよ、「あるがまま」ではないですが、あなたがあなたであることを受け入れ、行動していけるようになると良いですね。
そのためにも、上記のブログや本や記事を読んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、社会不安障害の原因の一つが親かもしれない理由を森田療法から考えてみたということでしたが、ポイントは2つ。
・「あるがまま」になれないからこそ、今のあなたは社会不安障害かもしれない
・親とあなたの理想と現実のギャップが、あなたを不安にさせ、今のあなたは社会不安障害になっているかもしれない
「あるがまま」になれない、もしくは親とあなたの理想と現実のギャップがあるからこそ、今のあなたは不安になり社会不安障害かもしれないということでした。
もし、あなたが社会不安障害である原因がご両親でないのであれば良し。
そうでなければ、上記でご紹介したブログや本や記事を参考になさってみてくださいということです。
これまで、社会不安障害についていろいろな記事を書いてきましたが、今回の「あるがまま」「思想の矛盾」「逃げる」「諦める」といった考え方は、おそらくキーポイントになってくるだろうなと思っています。
もちろん、経験上もそうですね。
今後も、どんどん社会不安障害について記事を書いていきますが、ぜひ今回のことを参考になさってみてくださいね。
参考になれば幸いです。
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