「子供が欲しい!!」そう思うことは普通のことですよね。
でも、うつ病を患った状態だと、そんな普通の願望も躊躇してしまうことと思います。
「薬は赤ちゃんに影響しないのだろうか。」
「妊娠、出産や育児のストレスに耐えられるのだろうか?」
など、まだ妊娠もしていないのに不安や恐怖で、とってもツラい思いをしていると思います。
もしかしたら、「諦めないとだめか、、、」と思っては涙を流しているかもしれませんね。
そんなあなたに、知っておいて欲しいことを贈ります。
目次
うつ病でも育児は耐えられる
まず、最初に知っておいて欲しいことは
「うつ病を患いながらも出産し育児をしている人は沢山いる」
という事実です。
だから、「うつ病=子供を諦めろ」ということにはなりません。
ただ、やはりそれなりに覚悟が必要です。
寛解を目指すことが大事
できることなら症状が安定する「寛解」状態になっているのが望ましいです。寛解とは投薬やカウンセリングが続いている状態ではあるものの症状が落ち着いており、日常生活を問題なく送れる状態のことです。
この状態であるのなら、出産・育児は健常者とほぼ同じようにできるでしょう。
なので、あなたがまず目指すべきところは「寛解」です。
覚悟を決める
寛解することができたら、次は自分の将来のことを今一度考えなおしましょうね。 その結果、「何よりも子供が欲しい」という思いに行きついたら、覚悟を決めてください。
うつ病患者にとって出産・育児が大変なわけではありません。
全ての女性にとって、出産と育児は大変なのです。
それを、しっかりと自覚して覚悟を決めましょう。
「わが子を、しっかりと育てる」と心に強く思えるのなら大丈夫です!
準備をする
そして、出産・育児ができるための準備と環境づくりを始めましょう。手順としては、
・医師に相談
・旦那に相談
・味方を大量に確保する
です。
詳しく説明していきましょう。
医師に相談
まず、医師に相談してくださいね。医師という立場から見て客観的な意見をくれるでしょう。
あなたの状態が安定していて、覚悟がしっかりできているならば応援してくれると思います。
後は薬の種類の相談になります。
最近のうつ病治療薬は胎児に悪影響を与えないものも多いです。
ですから、あなたの体調を見ながら薬を無害なものに変えていくことになります。
そのままでOKという人も多いですから、あまり身構えないでくださいね。
旦那に相談
医師との相談と薬の調整ができたら、次は旦那さんに相談しましょう。これは、お医者さんに相談する前でもOKです。
旦那さんは、最大にして最強の助っ人です。
何かあれば、この人を頼らなければなりません。
ですから、しっかりと意思の疎通をしておきましょう。
ツラい時は助けてほしい。
家事を覚えてほしい
仕事を早めに切り上げてほしい
など、考えつくことは全て相談してください。
そうして二人で出産と育児に向かい合う下地を作ってくださいね。
味方を大量に確保する
そして、何よりも大事なことは味方をたくさん作ることです。まず、両親には頼れるようにお願いしておきましょう。
兄弟がいる場合は、兄弟にも何かの際は助けてほしいとお願いしておいてください。
叔父叔母、祖父母、友人など頼れる人は全員頼るつもりでいるくらいがいいです。
右も左も分からないからこそ、些細なことで慌てふためていてストレス過多になります。
ですから、沢山の人に協力してもらいながら進めるようにしておきましょう。
これらが準備できれば、準備は万端です。後は、一歩ずつ進むだけですよ。
覚えておいて欲しいこと
出産し、育児をしていくと、辛くなる時期がやってきます。
特に、生まれたばかりから1歳くらいまでの間は、信じられないくらい手がかかります。
睡眠もとれないことが多いですし、やらないといけないことも沢山あるんです。
身近な経験者に聴いて、すでにご存知かもしれませんね。
そういう時、皆は「周りに頼る」という選択をうまく使いながら乗り越えています。 それを、覚えておいて欲しいのです。
あなたは、周りにうまく頼ることができなかったり、手を抜けなくて、うつ病になったと思います。
だから、育児も手が抜けないでしょうし、一人で全部やろうとしてしまうでしょう。
ただ、こうなったら育児は失敗します。
いいですか。
絶対に覚えておいてください。
育児というのは一人で抱え込むとうつ病になってしまうほど大変なことです。
ですから、絶対に一人で抱え込まないでください。
これは、あなたがうつ病患者だからではありませんよ。
育児はそれほど大変なものなんです。
健常者だって周りの力を借りないとやっていけないんですからね。
1人で頑張んなければならないなんて、絶対に思っちゃいけません。
出産・子育ては皆でしよう
何度も言います。
出産や育児は多くの人と共にやっていきましょう。子供一人だとしても大人一人で全部を世話するのは難しいです。
明るく楽しく育児をしている人ほど周りをうまく頼っています。
たまに預かってもらったり、短時間だけ代わりにみてもらって昼寝したりしています。
そうやって、うまくやりながら、しっかりと前に進んでいっているんですよね。
助けてくれた人には精一杯の感謝を言葉を伝えましょう。
そして、相手が困った時に助けてあげる。
それができるのなら、頼っていいです。
あなたも、それができるようになりましょう。
人に頼る覚悟をもつんです。
それができれば育児は十分やっていけると思いますよ。
うつ病だったとしても大丈夫です。
頑張る方向を変えるだけですからね。