うつ病の治療には漢方薬!? うつ病に効く漢方薬、効果や種類

*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

うつ病の治療といえば投薬と安静です。投薬については一般的に抗うつ薬が処方されます。

しかし、抗うつ薬には副作用があるのでちょっと心配という方もいるのではないでしょうか?

 

 

実はうつ病にも副作用の少ない漢方薬が使われることがあるのです。

そこで、今回はうつ病の治療に使われる漢方薬についてご紹介します。

うつ病に漢方薬が使用される3つの場合

うつ病は東洋医学においては「気(エネルギーのようなもの)」に異常がある状態といえます。

具体的には気が滞っている、気が足りない、逆に気が上がりすぎているような状態です。

 

 

そのため、このような場合の漢方薬を使用する際には気の流れを改善する薬が選ばれます。

うつ病に効く漢方薬は実はたくさんあるんですよ。

 

 

漢方薬が使われる場合は次のような時です。

 

 

まず第一に、うつの症状が軽い場合は漢方薬のみで治療をされることがあります

第二に抗うつ剤の効果を増強することを目的で処方されます

三つ目は抗うつ剤の副作用の軽減のために処方される場合です

 

 

漢方薬は患者の体質や抵抗力と症状を見て、全身のバランスを整える事を考えて選ばれます。

 

 

私が最初に「うつ病」と診断された時の医師は漢方医の資格もあったようです。

詳しい問診に加えて、腹部の触診も行われました。

 

 

その時左下腹部に圧痛、押されたとき鈍い痛みがありました。

ここに痛みがあるのは婦人科系の「気」にも異常があるといわれ、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を処方されました。

 

 

女性はホルモンの影響を受けやすいので、婦人科系の気が乱れると、うつの症状もひどくなるようです。

 

 

確かに私の場合、月経は規則正しくありましたが、出血量が多く月経痛がひどかったです。

私は、うつの症状がひどかったので漢方薬のみでなく抗うつ剤も処方されました。

 

 

また、しばらくすると喉に違和感を覚え、つまるような感じが出てきました。

この時は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)が処方されました。

 

 

漢方薬で効果があるのだろうかと疑問に思いましたが、しばらく飲んでいると月経痛がなくなると共に量が減り、喉のつかえも感じなくなりました。

 

 

漢方薬は飲んだことがなかったので、本当に効き目があるんだなあとびっくりしました。

 

 

しかし、どの精神科医でも漢方を積極的に処方するかというとそういうわけではありません。

私の場合、入院が必要となり病院を変わったのですが、抗うつ剤の調整はしましたが、漢方薬については処方されていたのをそのまま継続して出すという感じでした。

 

 

漢方薬を処方してもらいたいという方は漢方医という専門の医師か、漢方薬局に相談するのが良いです

 

 

   

うつ病に使用される漢方薬と効果

うつ病の患者さんに使用される漢方薬はいろいろあります。

使用される場合も治療、抗うつ剤の補強、副作用の軽減と大きく3つに分かれます。

 

 

ここでは治療に使われる漢方薬を少し紹介します。

 

 

まずは体力や抵抗力がどの程度あるかで判断します。

その上で症状に合わせて処方していきます。

 

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

体力が中等度以上の人に使用します。

体力、抵抗力があり生理機能も高まっている人が対象です

 

 

精神不安、不眠、イライラなどの精神症状がある人に効果があります

また、これらの症状に合わせて便秘・尿量減少があり、みぞおちから肋骨の下あたりがはって押すと痛みがある、へその周辺に動悸を感じる人に処方されます

 

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

体力が中度以下の人に使用します。

胃腸虚弱で食欲不振、吐き気などの症状がある人です

 

 

気分がふさぎ、不眠、動悸、精神不安がある場合に処方されます

また、喉や食道部に異物感があり、時々咳やめまい、顔面や手足のむくみなどを伴う場合に有効です

 

 

漢方の抗不安薬とも言われています。

 

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力が中等度以下の人が対象です。

体力や抵抗力が低下しており、生理機能も衰えている人、痩せて顔色も悪く疲れやすい人です

 

 

のぼせ感や頭痛、肩こりがある人に有効です

また疲れやすく精神不安やいらだちなどの精神症状がある人に処方されます

その他、冷え症、虚弱体質、月経困難、更年期障害、不眠症の改善にも使用されます

 

 

まだまだありますが、多くて紹介しきれません。

自分の症状と照らし合わせて気になる方もいたかもしれません。

 

 

漢方薬はドラッグストアなどで手軽に購入できるものもあります。

しかし、自己判断で購入するのは良くありません。

 

 

特に現在抗うつ剤を処方されている方は、勝手に服用をやめて漢方に変えることは絶対にやめてください。

突然抗うつ剤をやめると激しい反動が来ます。

 

 

また、漢方薬は効果があらわれるのが抗うつ剤より時間がかかりますし、自分に合った薬を見つけるのに時間がかかる場合があります。

 

 

まずは主治医に相談し、その上で漢方医か漢方薬局に相談し処方してもらってください。

 

 

まとめ

うつ病の患者さんにも効果のある漢方薬はたくさんあります。

様々な精神症状を改善する効果があります。

さらに軽度のうつ病の治療の他、抗うつ剤の補強など合わせて飲むと効果が期待できるものもあります。

気になった方はまずは主治医に相談し、漢方薬の専門家に処方してもらうといいですよ。

ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク


スポンサーリンク