朝に感じる吐き気はうつ病のサイン?心のSOSへの対処法とは

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朝起きるとなんだか吐き気がする、風邪というわけではないけれどどことなく気分もすぐれない。

そんな症状に悩まされながらも、私は必死に会社に向かっていました。

 

 

吐き気は悪化の一途をたどり、私は会社を休みがちになっていきました。

 

 

そして、あれよあれよという間に、とうとう会社を自主退社することとなりました。

その時、心療内科を受診して診断された病名が「うつ病」です。

 

 

そう、私はうつ病だったのです。

 

 

とはいっても、ストレスをはっきりと感じる事は当時はありませんでした。

朝起きるのが辛いのは当たり前のことで、吐き気は不摂生が原因であると勝手に思い込んでいたのです。

 

 

そんな私が、どうやって仕事ができるまでに回復できたのか。

今回は、日々の吐き気や体の不調を和らげる方法をお伝えします。

朝の吐き気は心のSOS

朝に感じる吐き気には色々な理由があります。

例えば、昨日の夜に揚げ物ばっかり食べたなぁだとか、無理なダイエットをしていたなぁだとか、考えてみると納得できる理由があったりするのです。

 

 

ところが、精神的な問題で引き起こされる吐き気には、特に思い当たる節がないことが多く、なぜ吐き気がするのかよくわからないということがあります。

 

 

私は正にそうで、食生活にも気を配っていたにも関わらず、朝は必ず吐き気に見舞われていました。

この時重要なのが、毎朝吐き気を感じるのか、それとも特別な日にだけ吐き気を感じるのかという吐き気が起こる日を探るということです

 

 

私は翌日が会議の日や、前日にミスをして上司に注意を受けていたりすると、必ず朝に吐き気が出ていました。

ストレスが吐き気という形であらわれていたのです。

 

 

その事に気がついたのは、自主退社をしてからでした。

実家を出て結構たつのですが、母親から草むしりに来てほしいと言われて、嫌だなぁと思いつつ私はOKしてしまいました。

翌朝、草むしりの日に、私は久々に吐き気に襲われたのです。

 

 

そこでようやく、もしかして嫌なことがある日には吐き気を感じるのではないかと思うようになりました。

 

 

   

吐き気が楽しみになる?心を楽にする秘訣!

原因が分かったとはいえ、吐き気がでなくなることはありませんでした。

嫌なことがある日に必ず吐き気を感じるという事がわかると、今度は吐き気があらわれるのが怖くなり、それがストレスとなり、と更に悪循環をうんでしまいます。

 

 

お医者さんにこのことを相談すると、驚くべき言葉を言われました。

それは、吐き気を感じて、少しでもしんどいと思ったらもうその日は休んじゃえ!という言葉です。

休めないけど気持ち悪い時はどうしたらいいのか?と尋ねると、そういう時も休んでいいんだよ、と言われました。

 

 

納得のいかない表情の私に、お医者さんは優しくこう言ったのです。

例えば骨折をしてしまった時、足が治るまではギプスをつけて無理に走ったりなんかしないで安静にしているよね?

 

 

明日はマラソン大会だとしても、骨折していたら走るなんてことはできない、それと一緒で君の心も今骨折をしているんだよ。

だから、無理をしないで、吐き気がする日は休むっていう選択肢を選んでごらん。

 

 

私は、目からウロコが落ちる思いでした。

いつの間にか、吐き気ぐらいで休んじゃいけないという勝手な決まりを作っていたんですね。

朝に起きた時に吐き気がする、それが辛くて動きたくない、そんな時は休んでいいんです。

 

 

この習慣が身についた時、私はあれほど憎んでいた吐き気が恋しく思えるようになりはじめていました。

だって、吐き気があれば休んでいいという新たな決まりができていたのですから。

 

 

まとめ

朝の吐き気は心のSOS信号です。

ただの吐き気だから、と我慢をせずにしっかり休息を取りましょう。

 

 

そうしているうちに、朝に吐き気を感じる時には休んでいいというきまりができ、吐き気があらわれる頻度が少なくなっていきますよ。

 

 

うつ病は目には見えない心の怪我です。

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