赤毛のアンの舞台と歴史について分かりやすくまとめました!

あなたは何歳ごろ、「赤毛のアン」を見ましたか?

私は小学二年生のときに、学校で児童書を読んだのが最初です。正直、その時はチンプンカンプンでした。ストーリーは理解できるのです。

ただ、国も時代も価値観も違う話しって、少し難易度が高いですよね。疑問が多すぎて、魅力が伝わってきませんでした。

 

 

もう少し成長して、アニメを見た時は感動しました。イメージしにくかった世界も、アニメならぱっと映像に起こしてくれますからね。

 

 

というわけで、今回は子どものころは理解できなかった「赤毛のアン」の舞台について、まとめていきたいと思います。

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アンが暮らした島

「赤毛のアン」の舞台は、カナダのプリンセス・エドワード島です。あきらかにイギリス人のネーミングセンスですね。

カナダの原住民はこの島を「波の上のゆりかご」と呼んでいたようです。ちょっとロマンチックです。こっちの方が、アンの好みな気がします。

 

 

島と言っても、小さくはありません。愛媛県くらいの広さで、農業と漁業が主な産業です。「赤毛のアン」で描かれているように、広大な畑と、緑豊かな牧場が広がり、美しい湖が点在しています。

 

 

アニメ1話で、どうして道が赤いのか、とアンがマシューに尋ねたのを覚えているでしょうか。この島は、鉄分を多く含んだ土でできているため、道も畑も赤くみえます。その赤い畑では、たくさんのジャガイモが作られており、島の名産品として有名です。マシューも作っていましたね。

 

 

大きな町もあるのですが、アンが暮らしていたのは、かなり田舎のほうです。マシューの父親が内気だったため、街から離れた田舎を選んで家を建てたようです。

 

 

その田舎、アボンリー村ではみんな広大な農地や牧場を持っていました。そのため、隣の家がものすごく遠いです。

アンは隣の家の友達に会いたいときは、ろうそくの光でモールス信号のように合図を送っていました。絶対気づかないことあっただろうな。緩い時代です。

 

 

アンはこの自然豊かな島で、のびのびと成長していきます。

 

 

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どんな時代だったか

「赤毛のアン」は第一次世界大戦がはじまる少し前の話です。

当時のカナダは、フランスとイギリスが植民地にしたくて、奪い合いをしていました。アンが生きたのは、カナダがイギリスの植民地だった時代です。

 

 

戦いに敗れたフランス人は、少し下に見られていたようですね。マシューの、「フランス人を畑の手伝いに雇おう」という発言は、明らかにフランス人なら低賃金で雇えることを意味しています。

アンがイギリス人で本当に良かった。

 

 

アンは孤児だけど、かなり運がいい

アンは定員オーバーの孤児院に、しかたなく受け入れてもらったと発言しています。これはかなり幸運なことだったようです。

 

 

とにかく、人が簡単に死ぬ時代でした。アンの両親も流行り病で亡くなりましたし、ダイアナの妹も風邪で命を落としかけています。

当然、世の中には孤児があふれかえり、孤児院はどこも定員オーバーでした。

 

 

そこで、孤児院は「救う価値のある子」だけを選んで受け入れていました。

アンはそれに該当したのでしょう。具体的にいうと、両親が高校教師という尊敬できる職業についており、きちんと結婚して生まれた子どもである。このあたりが評価されたのだと思います。

 

 

しかも、引き取ってくれたマリラとマシューは、アンを下働きとしてこき使うことはありませんでした。まるで本当の娘のように育て、女性でありながら一流の教育を受けさせます。

アンは本当にラッキーでした。

 

 

どんな生活をしていたか

電気もガスもない世界を想像できますか?

私は停電になっただけで、かなり狼狽えます。懐中電灯どこだっけ。今晩なに食べようかな。IHだからお湯も沸かせないな。あれ、よく考えたら水も電気でくみ上げているから、トイレにも行けないのか。どうしたらいいのだろう。

 

 

こういう時、電気のありがたみが身に沁みます。アンはそれがないのが当たり前の世界で生きているんですね。

 

 

女性であるアンとマリラの仕事

とにかく家事が大変です。

私が一番衝撃を受けたのは、服を自分で作らないといけないことですね。布を買ってきて、隣の家から服の型紙を借りるシーンが何度か描かれています。

一応ミシンはあったようですが、時間がかかったでしょうね。町まで行けば既製品もあるんでしょうけれど、買わないということは、とても高価なのでしょう。

 

 

掃除洗濯は井戸から水をくみ上げるところからスタート。料理も薪をくべて火を炊かなければなりません。

 

 

何をするにも手間がかかるものだから、一週間でやることを割り当てていたようです。今日はパンを作る日、明日は洗濯をする日、明後日は掃除する日、という感じです。

女性は家を守るべき、と言う人が多い理由がよく分かります。

 

 

マシューがしていた畑仕事

アニメを見る限り、アンの村では混合農業が一般的のようです。畑で食物を育てながら、家畜の世話もするスタイルですね。

 

 

アンの家では、畑で麦やジャガイモを作り、果樹園でりんごを作っていました。馬車に乗ったり、牛の乳を搾ったりするシーンがあるので、牧場もありますね。

それから、鶏の卵を回収しているシーンもありました。

駄目になった料理を豚に与えると言っていたので、豚も飼っていると思います。一度出てきた豚料理は、それを捌いたものなのでしょう。

 

 

基本的に畑仕事は男性、家事は女性と役割分担が決まっています。

が、アンやマリラも乳搾りや卵の回収、家畜の世話など、できることは手伝っていました。年老いたマシューがこなせる仕事量ではありませんからね。

 

 

アンが通った学校のシステム

アンが通う学校は一クラスしかありません。一学年一クラスではなくて、全学年を合わせて一クラスです。

 

 

学年は十まであります。そして当然、それぞれの学年に、読み書き、計算、地理、歴史など様々な教科があるわけです。それを一人の先生が同時に教えます。そんな馬鹿な。

 

 

実際は自習が多かったようです。三年生にこの教科を教えている間は、他の学年は自習ね。みたいな感じでしょうか。どこまでも緩いです。

 

 

といっても、学校の無料化が始まったばかりの時代です。男の子は畑仕事のために学校を休むのが普通だし、女の子も過度な教育は母性を駄目にする、なんて言われた時代です。

現代の日本と違い、学歴の需要が低いということでしょう。

 

 

さいごに

他にも、知ると納得できることがたくさんあります。

 

 

例えば、アンが間違えてダイアナにお酒を飲ませて、ダイアナの母親が激怒するシーンがありましたよね。

当時は禁酒法を制定すべきだという議論が巻き起こっていました。お酒を飲ませた云々より、アンの家にお酒があること自体が気に入らなかったのでしょう。

アンがダイアナと遊ばせてもらえなくなったのには、そういう大人の事情が絡んでいたわけです。

 

 

他にも面白い裏事情がたくさんあるので、是非調べてみてください。

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